前回の続き、油についての後編をお届けします!
生理痛の原因の一つ!プロスタグランジン!
原材料はアラキドン酸という油でできています。
油は調理で使用する油だけでなく、実は目に見えない油の方が注意が必要なのです。
目次
生理痛の方のみでなく、アレルギーやアトピー症状をお持ちの方も必見です。
今回は生理に特化した油のお話をしていきたいと思います。
まずは知って欲しい!油の分類
簡単に説明すると、油は大きく分けて飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります
また不飽和脂肪酸の中でもオメガ9・6・3が存在し、下にいくにつれて
酸化しやすい油になっています。
オメガ9は身体でも作られる物質ですが、オメガ6・3は身体では作られないため、外から取らなければいけないのです。なので必須脂肪酸と呼ばれています。
必須脂肪酸の理想の割合は
オメガ6:オメガ3=4:1
と言われていますが、現在はオメガ6系の油の摂取が多く、
10~40:1ともいわれています💦
不飽和脂肪酸 それぞれの働きとしては
*オメガ9 ☞ 動脈硬化の改善
脂質の酸化抑制・肌の弾力アップ
オリーブオイル・菜種油・こめ油
*オメガ6 ☞ 細胞膜を強化
炎症反応を出す・痛み神経を刺激
(プロスタグランジンE2の原料)
ごま油・グレープシードオイル・大豆油
ひまわり油
*オメガ3 ☞ アレルギー抑制
炎症抑制・血液サラサラ
(プロスタグランジンE3の原料)
よって現代人はオメガ6の摂取が多い為、体に炎症が起こりやすいともいわれています。
アレルギーやアトピーも体の炎症反応の一つです。油を変えたり、控えたりすることで改善する方もいらっしゃいます。
料理用の油だけじゃない?意外と口にしてる事が多いオメガ6系の油
厚生省では一日当たり油の摂取量の理想は成人女性で35~50gと言われています。
しかし、現代人はそれ以上に油を多く摂取しています。
例えば、料理で使う油はコーン油
外食はかつ丼(揚げ油)、付け合わせのキャベツにはドレッシング(植物油脂)
おやつにラクトアイス(植物油脂)。そしてケーキ(植物・動物油脂)
食後のコーヒはクリープ(植物油脂)入れて飲む
。。。。。。これだけでも大量の油を摂取しています(;'∀')
しかもオメガ6系ばかり!
普段の食事内容ですが、知らず知らずのうちに炎症反応を引き起こすオメガ6系の油を
摂取しているのです。
何度も言いますが、この油が生理痛の時に痛みをおこしちゃう物質
プロスタグランジンE2の原材料なのです
油の摂取を気を付けるだけでも、体の中のプロスタグランジンが減り、痛みの軽減へとつながっていくのではないかと思います。
どのように気を付けるか、、、
赤い線の所。植物油脂!
原材料にこのようなものが書かれていれば少し控えて、口にしない、今日はやめておく、など摂取量を減らしてみましょう。
まずは商品の裏をチェック!!
生理痛改善を目的に油を選ぶなら。。。
体にとって良い油の割合は
オメガ6:オメガ3=4:1でしたね。
生理痛改善を目的として油を選ぶのであれば、多く摂取しているオメガ6の油を控え、炎症反応を抑制するオメガ3系の油を出来るだけ多くとることをお勧めします。
おススメは
自宅ではオリーブオイル(エキストラや圧搾法と書いているものが良い)や無水調理、重ね煮をするなどして、出来るだけ油を使わない調理法やオメガ9系の油を使用するのもおすすめです
また、調理以外の油に注意しながら、商品の後ろの成分表に“植物油脂”と書いているのを出来るだけ取らないように心掛けてみてください。
そして、炎症を抑える油、オメガ3系の油。小魚に沢山含まれているので、お魚を多く食べたり、亜麻仁油やえごまをサラダドレッシングとして使うのもおススメです
ただし、オメガ3は酸化しやすいので、加熱は向いていなく生で食べるのがおススメです。
また、使用期限も1か月程度で使い切らないといけないので、コスパは悪いといえます。なのでやはりお魚を食べることをお勧めします。
これだけは知ってほしい。危険な油
余談ですが、油は体にとって細胞膜を作ったり、脳の細胞の材料であったり、生理の時の収縮を助けるなど体を助ける物質の材料です。
体にとって、とても必要な油。だからこそおススメしない油がありますそれは
“トランス脂肪酸・酸化した油”です
トランス脂肪酸を多く摂取すると、動脈硬化を促進させ、それに伴い心臓疾患になりやすい
脳血管障害、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患のリスクにもなります
ファーストフードや外食でのいつまでもカリッと衣がサクサク!はこの油を使っている確率が高いです💦
注意してみてくださいね
まとめ
生理痛の多くの原因と言われているプロスタグランジン!
決して極悪な奴ではなく、体を調整するためにとっても必要な物質です
しかし身体の中に多く出されることが良くないのです。
今回は口にする油について説明しました。
やはり、いろんな食品に入っているオメガ6。
すべて排除するのは難しいと思いますが、少しずつ、自分自身ができそうなものから減らしていき、少しでも生理痛がない生理期間を過ごせる方が増えていきますように。